柴田 禮彰さんのページ


卒業後の再挑戦 JICA活動!

 
  Xin chao. Toi ten la Shibata Reishou.(こんにちわ。私の名前は柴田禮彰です。)


卒業後何か新しいことに挑戦することを思い立ち、その年の国際協力機構(JICA)のシニアボランティア(SV)募集(指導科目;ベトナム 品質管理)に応募しました。
運よく合格して翌年の4月から、ベトナム科学技術省標準化品質総局傘下の中小企業振興支援センターへ赴任しました。出発時は春日井市長から激励の言葉も戴きました。ここで短期SVを含め通算で2年半の活動をしてきました。

ハノイの第一印象は、私の想像以上に豊かな国でした。小奇麗な格好をした若い女性が背筋を伸ばして、オートバイを乗り回している。道路脇で、おっちゃん達が座り込んで、お茶を飲み、煙草を吸っている。 エー!働かなくてもいいのかい?!
赴任先では日本人は、当然ながら私一人だけです。環境に順応するまでが大変でした。
職場の女性達の会話が、次第に小鳥の囀りのように聞こえてきます。そしてアパートに帰っても、食事に行っても日本語は無用です。
早く活動の方向を見つけなければ!焦り!!

私が見た企業の製造現場は管理不十分な状態です。ハノイ市及びその周辺の企業を対象に実施したアンケート調査結果から、企業経営者の多くは品質管理を勉強する意欲が旺盛であることが解かりました。
そこで品質セミナーの開催を中心に活動しました。その内容は「QCの7道具」や「標準化」等で、通常3日間のコースです。参加者は全員、熱心です。練習問題の解答者を指名する時は、多くの参加者が指名して欲しいというように顔を上げています(日本人は下を向く人が多い?と大違いです)。

セミナー参加者からはその参加費を徴収するのですが、ベトナムでは主催者側がセミナー休憩時の茶菓子と昼食を提供することが慣例とのことで、これも日本とは大違いです。
このようにベトナム文化の一部を垣間見、また初の海外生活も体験できました。
我が挑戦が無事に終了出来ました事は、関係者の温かいご支援のお陰です。

                     感謝、感謝です。
ホーチミンさんの育った家で!
背丈は低かったようです
現地の新聞社で取材を受けました
Sapaの少数民族、左端は職場の女性 VN Hungary 電動機製造会社の生産工程 セミナー風景
ハロン湾です ラッシュ時の混雑、信号はあるのですが、・・ 出会った若者たち、快活でよいですね
派遣先の新年会、家族も参加します 標識の CHU Y は、注意と同じです 歩道は皆のもの、どこを歩くの?


索引ページへ